産業医の勤務形態

産業医に転職を検討している皆さんは、どのような勤務形態での就業を希望されているのでしょうか。

現在の勤務医としての仕事を続けながら非常勤医として勤めるという場合もあれば、現在の仕事を辞めて、産業医として本格的にやってみようと考える医師も数多くいらっしゃいます。
そこで、今回は産業医の勤務形態の関するお話を、少ししてみようと思います。

産業医の勤務形態の約7割が非常勤


産業医に関して、皆さんは常勤、非常勤、どちらの方が割合として多いとお考えでしょうか。
ある調査によりますと、実は産業医がとった勤務形態のおよそ7割程度が非常勤として働いているという事実が明らかとなっています。
このデータが全てとは言えませんが、実際に産業医として働いている医師の多くは「他に本業を持っている、あるいは非常勤として幾つかの仕事を掛け持ちしている」ケースが多いであろうことが推測されます。

産業医として本格的に働く場合には、いわゆる事業場の専属産業医として業務をすすめることになるかと思われますが、多くの方はそのような働き方ではなく、一般的に言われる所の嘱託産業医としての働き方を重視していると言えるでしょう。

事実、現在の仕事等にプラスオンするような形で、収入を増やしたいと考える医師も増えています。
そう考えてみると、この結果は納得のいくものと思われます。



産業医の一社当たりの平均従事時間は2時間以下!!


では、7割もの方が非常勤による働き方をしているということですが、実際にはどのレベルで業務を行っているのか、ご存じでしょうか。
産業医として働く場合は業務形態、事業内容、規模などによって多少前後はするものの、実際には一社あたりにかけられている平均的な労働時間はおよそ2時間未満とされています。
この2時間未満で出来ることはかなり限られており、衛星委員会への参加や職場の巡回、健康診断に関するものが業務の割合としてほとんどを占めているような状況です。

また、このように短時間での従事となりますので、従業員との面談を中心とした、細かなケアなどを行うことが難しいとする産業医も少なくありません。
事実、時間が不足しているため従業員等と話す時間もないと考える医師も多いと聞きます。